学童保育に関するQ&A

Q1.学童保育って何ですか?

Q2.なぜ学童保育なのですか?

Q3.学童保育で子どもたちはどのように過ごしているのでしょうか?

Q4.学童保育に必要なものはなんですか?

Q5.学童保育に入会するためにはどうすればよいですか?

Q6.広島市の学童保育の定員は何人ですか?また、指導員は何人いるのですか?

Q7.広島市の学童保育(留守家庭子ども会)はどのくらいあるのですか?

Q8.指導員の仕事はどのようなことがあるの?

Q9.父母会はどうして必要なの?

Q1.学童保育って何ですか?
A1.共働き・母子・父子家庭の子どもたちが、放課後や学校休業日に安全で充実した生活が送ることができるようにとの願いから、学童保育はつくられてきました。
そして、このことをとおして、親の働く権利と家族の生活を守ります
Q2.なぜ学童保育なのですか?
A2.親が働いて家庭にいない間、子どもたちのことを受けとめ一緒に生活いる大人(指導員)の援助と、
毎日安心して生活できる場所が必要なのです。体調の良し悪し、事故やケガ、友達とのトラブルや学校でのさまざまな出来事を自分ひとりで受けとめるのが難しいことがあります。学童保育をしっかりつくって、 地域のさまざまな遊び場や活動の場を活用しながら豊かな放課後の生活をはぐくみたいものです。
Q3.学童保育で子どもたちはどのように過ごしているのでしょうか?
A3.学童保育の生活は、子どもたちが「ただいま」と帰ってきたときから始まります。
  春・夏・冬休みのように学校の長期休業の日や、振り替え休日などは朝からの一日になります。


【平日の例】
◆1年生から順次子どもたちが帰ってきます。
◆ 連絡ノート提出 ◆宿題、遊び ◆おやつ ◆遊び ◆片付け、掃除
◆ 連絡ノート持ちかえり ◆下校(17:00ごろ)

【夏休みの例】(9:00〜17:00)施設により時間は多少異なります。
◆ 連絡ノート提出 ◆朝1時間程度 勉強 ◆昼まで遊び ◆昼ご飯(おべんとう)
◆ 午睡・プール ◆おやつ ◆遊び 片付け、掃除
◆ 連絡ノート持ちかえり  ◆下校
学童保育の生活は大部分は遊びですが、本読みや工作、行事の取り組みなどさまざまな活動をしています。
 体調が悪い時は、静養し、場合によっては父母に連絡します。塾や指導員があれば、指導員に伝えて途中で出かけられるようにしているところもあります。
大勢のこどもたちの生活がスムーズに運営され、一人ひとりが安心して楽しく生活できるように指導員が援助しています。
Q4.学童保育に必要なものはなんですか?

A4.次の条件を備えた学童保育が公的に保障されることが必要です。
@ 子どもの生活圏に、子どもの生活の場に必要な内容を備えた専用の建物か部屋があること。
 広島市の場合、児童館、空き教室、プレハブ教室があります。
A 専任・常任の指導員が常時複数配置されていること。
B 父母の労働日・労働時間が基本的に保障されるように開設されていること
C 父母の協力のもとに、子どもと地域の実態に即した相違ある生活をつくること
D 子ども達の生活内容を充実させるために指導員の研修内容を充実させ、労働条件を改善し、社会的地位の向上を図ること。
Q5.学童保育に入会するためにはどうすればよいですか?

A5.親が働いている家庭の子どもは、入学後の放課後をどう過ごすのでしょう。不安なく入学を迎えるために事前に学童保育のことをしらべておきましょう。

@ 子どもが通う学区内に学童保育があるか調べます。→各区連絡協議会・在籍児童一覧表
 子どもが通う学校へ問い合わせてみましょう

A 入所の条件を調べましょう。
原則は.留守家庭子ども会実施要領をご参照ください

B 費用は、広島市の場合無料ですか、保護者会費、おやつ代は各学童保育の施設によって異なる運営をしています。

C 学童保育を見に行く。
実際に見ることで、学童保育の生活が具体的にイメージできます。あらかじめ電話をしてから訪問しましょう。

D 入所説明会に行く。
入学前健康診断のときに説明会を行うところもありますが、前もってしらべておきましょう。
現状ではすべての小学校に学童保育があるわけではありませんし、なかには定員いっぱいで来年の受け入れ枠はわずかしかないところもありますので、調べるのは早いほど良いでしょう。
Q6.広島市の学童保育の定員は何人ですか?また、指導員は何人いるのですか?
A6. 概ね1施設40名となっております。現在の人数は→各区連絡協議会・在籍児童一覧表
Q7.広島市の学童保育(留守家庭子ども会)はどのくらいあるのですか?
A7. →.留守家庭子ども会実施要領へまたは各区連絡協議会・在籍児童一覧表
Q8.指導員の仕事はどのようなことがあるの?

A8.指導員の仕事は異年齢の大勢の子どもたち一人ひとりが、安全でいきいきとした放課後を送れるよう、
 この年齢にふさわしい「養護」を含めた基礎的な生活を子どもと一緒につくることが土台となります。子どもたちと直接かかわること以外に実務を含めたさまざまな仕事があります。
◆ 出席簿や保育日誌・子どもに関する記録
◆ おたよりの発行と連絡帳などの記載
◆ おやつの準備
◆ 子どもの生活を豊かにするための遊びや活動の研究
◆ 一定期間の保育計画の作成
◆ 学校や家庭等への必要に応じた連絡
◆ 施設・設備・備品の管理と環境整備
◆ 金銭管理と書類(おやつ代・各種行事費など)
◆ 学習・研修
◆ 必要な会議の準備・出席
◆ 近隣・地域への対応、行政との連絡 など
Q9.父母会はどうして必要なの?

A9.親が働いていることによって子どもは学童保育で生活をしているのです。
父母会は一人ひとりの父母が、学童保育のことをよく知る場として、子どもたちに学童保育でどのような生活をしてほしいかなどを出し合う場として必要です。
学童保育はまだまだ改善すべき課題がいっぱいあります。子どもの放課後の生活を豊かにするために、父母集団のかかわりや交流が不可欠です。
最初から無理をせず、親子行事や総会などを通して顔見知りを多くしながら仲間を増やしていきましょう。
 働きながらの子育てについて、相談できる仲間でもあるのです。
 また、役員だけで背負わず、いろいろな特技をもった人たちがいますので、分担できることは力を合わせて発揮してもらいましょう。


【父母会の役割】
@ 学童保育をつくり、維持し、運営する
A 放課後の生活の内容を話し合ってつくる
B 働きながらの子育てを交流し、支えあう
C 学童保育全体をよくする運動に取り組む

.**学童保育のハンドブック(全国学童保育連絡協議会 編集)より一部抜粋**